孝心講建設の道標
軽井沢2082
孝心講建設の道標(こうしんこうけんせつのどうひょう)

軽井沢集会所横の信号付近に所在する。軽井沢字清水の旧鮮魚道に建てられた道標で、鎌ケ谷村・旧佐津間村・旧初富村などの地名が刻まれていることから、明治22年(1889)以後の建立と推測される。孝心(富士)講の人たちが道普請の時に建てたものと思われる。
富士講は富士山を信仰し、登拝するもので、庚申信仰と結びつけて「庚申」の教えを「孝心」に置き換え、江戸時代に盛行した。孝心講はその流れをくむもので、全く無償の土木奉仕活動などを行っていた。